画像引用元 https://flux.io/
FluxはQuartz Projectのパートナーとして参画しているチームで、Quartz Projectについては建築資材の成分と環境・健康への影響について取りまとめ、オープン データベースとして共有しているプロジェクトで、今後Fluxと具体的にどう繋がっていくのかは確認できていませんが注目しておきたい所です。
Fluxの情報・役割としては簡単に言ってしまうと、建築向け、またはそれに関わるあらゆるソフトウェアのデータをシームレスに相互やり取りできるようにしようという目標を掲げ、現状ではExcel、Grasshopper、Dynamoのやり取りが可能で、今後下記画像の様に様々なソフトウェアに対応していく予定のようです。
Flux Available(https://flux.io/)
SketchUpの情報はこの記事を書いているこの一ヶ月近辺でテスト版の続報が出始めていますが、上図以外にもFluxLabsではUnityとの連携を考え始めているようです。
最近ではArchiDaily“5 Ways Computational Design Will Change the Way You Work ”や、先日行われたSTF6でも取り上げられていたり、学生コンペを行ったりと、去年秋ぐらいから積極的なアップデートがあり、SNSによる情報発信も活発に行われているようです。
上記に挙げたExcel、Grasshopper、Dynamoの相互やり取りなら既に色々あるじゃないかという事も思っていたので自分が理解している範囲で改めて簡単に整理してみました。
・GhExcel(Grasshopper - Excel)・・・他にも色々ありますね。
・Rhynamo(Rhino - Dynamo)
・Mantis Shrimp(Grasshopper - Dynamo)
・Dynamo(Dynamo - Browser(β version)、Dynamo - Excel)
特にDynamoはネイティブでBrower Viewerへの出力やExcel入出力に対応している点では、とても扱いやすく感じています。上記に挙げたものは基本的にローカルドライブ上でデータを管理しながら利用するツールですが、Fluxの場合は基本的にクラウド上でデータを管理します。
極端に言ってしまうと、3Dソフトウェアのデータ管理に特化したオンラインストレージサービス的なものと言えるのでしょうか。やり取りする上での拡張子的な事は考える事なく、ジオメトリ情報や文字情報を相互やり取りする事が可能です。
Fluxの概念図(https://flux.io/r/)
単なるストレージではなく、クラウド上でデータの編集もまだまだ簡易ではありますが可能で、その領域はこれからもどんどん広がっていく事が考えられるので期待していきたい所です。
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