Grasshopper上で動作するコンポーネントを作成してみました。
メッシュモデリングのススメ、というサブタイトルを付けても良いかもしれません。
◆基本機能
直線を入力し、断面種別、位置合わせ、キャップの有無、サイズ等を入力する事でルーバーや形鋼のメッシュで作られたジオメトリを作成します。
◆メリット
1.従来のSweepツールより同等の事をした時に圧倒的にスピードが速い。
例えば下図の様に7700本のH鋼を作成した際にキャップ込みで、通常のSweep1とcapだと1分を超えますが、MeshSweepだと2秒掛からないくらいで作成できます。(本音は1万本を1秒掛からないくらいを目指したかった・・・)
2.ファイルサイズは同じものをポリサーフェスで作るよりも圧倒的に小さくなる。
下図は同様の物量のデータをサーフェスデータとメッシュデータで保存してファイルサイズを比べてみました。大よそ3万本を超えるボックス形状のジオメトリが入っています。
3.画面上の描画速度が(体感できる程度に)速くなる。
サーフェスは物量が増えるほどに描画が重くなる印象があります。メッシュだと(メッシュ面を相当、細分化しない限りは)サーフェスほどは重たくならないと思います。
◆デメリット
1.rhino5上ではメッシュはmake2dが出来ない(sectionツールは効く。)
2.Lineでしか機能しない。PolylineやCurve、Polycurveでは機能しません。
3.rhino5のメッシュオブジェクトは倍精度ではなく単精度の浮動小数点で機能している。
C#コンポーネントで作りました。クラスタファイルで作るより、ファイルサイズが小さくなると思います。
コンポーネントを公開する気はあるのですが、特に社外の方々に向けたアップデート等の永続的なサポートが可能なのかが何とも言えず悩ましいところで、もじもじしています。
この中で使っているC#のTipsについて、そのうちいくつか切り取って別の記事を書く・・・かもしれません。
おひさしぶりです。西尾です。
古い記事に反応してすみません。
TeklaがGHとLiveLinkでつながったのを期に
GH勉強を始めています。(Rhino-GH.comにはお世話になりました。)
記事と同じことをGH to Teklaでやってみたところ
3000くらいまでは一瞬ですが10000だと10秒位かかりました。
カーブでも大丈夫です。(tekla上でソリッドがリアルタイムで動きます。)
LiveLinkがつながったことでTeklaでもnurbs(結構綺麗な疑似ですが)が
扱えるようになりました。
ちょっとうれしくてコメントしてみました。
西尾
お久しぶりですね!
返事が遅れてしまいすいません。
Rhino-GH.comを活用頂いているようでありがとうございます。関わった一人として嬉しく思います。
昨年はRhino to BIMについていつも以上に意識する一年でした。
特に構造との連携について考えるのはとても面白いものです。
なかなか構造BIMに触れる機会がないので実感が沸きませんが、そういった情報の共有は小さなものでも大変興味を持てます!
特にスピード感は常に意識しているところですので・・・
初心者の質問も上級者の質問も色々気付かされることがあり、その経験を今も大切にしています。
GHのことであれば色々お答えできるかと思いますのでメールでも結構ですのでお気軽に声掛け頂ければと思います。
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